ヤギ先生の高校地理教室

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【ノート】E2.工業②「工業の立地と変化」

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《工業の立地と変化》  COMPLETE p.148,149

 工業は①生産費が最も安い場所に立地

    ②その生産費の中では輸送費を因子として特に重視して、

     原料や製品の輸送費が最も安い場所に立地

    ③その上で、もし労働力が安ければ、その方に工業立地が偏る

 

【工業立地のタイプ】

タイプ

重視するポイント

特徴

(1)原料

指向型

原料の重さ

製品の重さ

資源など原料の重量が大きいので、輸送費を節約するため原料産地に立地する。

鉄鋼:イギリスのミッドランド地方、ドイツのルール地方、中国のアンシャン

セメント:秩父市宇部市

製紙・パルプ富士市苫小牧市

(2)市場

指向型

 

製品の重さ

原料の重さ

・情報や流行に敏感

製品の重量が大きくなったり、豊富な情報に依存するため、大市場付近に立地する。

ビール、清涼飲料水:首都圏、京阪神

印刷業:東京、ニューヨーク

高級服飾品:パリ、ミラノ

(3)労働力

指向型

・原料の重さと製品の重さがあまり変わらない

・安価な労働力

・高度な技術力

安価な労働力、または高度な技術を持つ労働力への依存度が大きいため、それらの労働力が豊富にあるところに立地する。

繊維:中国、東南アジア、南アジア

電気機械:中国、東南アジア

伝統的工芸品京都市金沢市

(4)交通

指向型

・薄くて軽く、高付加価値の製品

・海外からの原料輸入

原料や製品の輸送費を節約するために、交通の便利な場所に工場を立地する型。大きく臨海指向型と臨空港指向型に二分される。

[臨海]石油化学:フランスのフォス、倉敷市川崎市

[臨空港]IC:九州

(5)集積

指向型

・関連工業が集まることで、原料や中間製品の輸送費を抑えたり、特殊な機械や技術を安価に利用

関連工場が近隣して立地することで、生産費を節約する「集積の利益」を求める立地の型。自動車製造で見られる。

自動車:愛知県、静岡県